- 沖縄県那覇市首里山川町1-93-1 コーポ平良5F
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片頭痛とは?
片頭痛とは:ズキズキと脈打つような拍動性の痛みを生じるのが特徴です。
主にこめかみから目にかけて痛みを生じ、片側に現れることが多いですが、両側や後頭部から痛むこともあります。
男性に比べて女性に約3倍多くみられ、脳に血液を送る血管が拡張することで頭痛が起きやすくなります。
生理周期にも関連して起こりやすく、女性ホルモンが関係していると考えられています。
また、吐き気を伴ったり、光や音、においに敏感になることが多いです。
その他にもストレスや疲労の、寝不足や寝すぎといった不規則な睡眠、梅雨や台風などの天候や気圧の変化、空腹やアルコールなど、さまざまな事がきっかけで頭痛が起こります。
混合型頭痛:緊張型頭痛と片頭痛は併発することも多く、片頭痛を持つ多くの方が緊張型頭痛の症状も持っています。
その場合、頭痛そのものがストレスや刺激となり、さらに緊張を高めて頭痛を強くするという悪循環ができてしまいます。
多くの場合、頭痛の原因は1つとは限りません。いくつかの原因が絡み合って症状として頭痛が引き起こされています。
そのため、それぞれの原因に対してアプローチしながら治療を進めていく必要があります。
片頭痛が生じるタイミング
・気候:気圧・温度・湿度の変化
梅雨や台風など気圧が大きく変動する際に起きやすくなります。
・睡眠:寝不足や寝すぎなどの不規則な睡眠により生じます。
・強い刺激:強い光、大きな音、
タバコ・排気ガス・香水などのにおいによって引き起こされます。
・ホルモン:月経周期や出産、更年期など特に女性ホルモンの変化と関係しています。
・血流の変化:入浴や運動、マッサージを受けた後など、血流が増して血管が拡張した際に生じやすくなります。
・疲労や人混み、ストレス、ストレスからの解放によっても生じます。
・食べ物:赤ワインやチョコレート、チーズ、オリーブオイルなど、血管を拡張・収縮させるポリフェノールやヒスタミンが含まれる食べ物によって引き起こされます。
・空腹:血糖値が下がった時にも起きやすくなります。
これらは自律神経にトラブルがある人の症状が出るタイミングと重なっており、片頭痛と自律神経が大きく関わっていることが考えられます。
片頭痛の対処法
・暗い、静かな場所で横になる
強い光や大きな音などの刺激や、動くことで痛みが増すので、暗くて静かな場所で休むようにして下さい。
・冷やしたり押さえたりする
冷やしたり、圧迫することで周辺の血管が収縮し痛みが和らぎます。
・睡眠をとる
寝不足の場合は、20~30分ほど昼寝をすようようにしましょう。眠り過ぎでも頭痛が起こるので注意が必要です。
・カフェインの入ったものを飲む
コーヒーや緑茶などカフェインを含む飲み物を飲むことで、血管が収縮され痛みが和らぐことがあります。飲みすぎには注意です。
・鎮痛薬を服用する
頭痛がひどい場合には無理せず、鎮痛薬を使用しましょう。
※月に15日以上鎮痛薬を使用している場合は、薬物乱用頭痛の可能性があるので、医師の診察を受けるようにして下さい。
・施術を受ける
※症状が強い場合には、施術による刺激が痛みを増強させることがあるので、避けた方が良いです。
片頭痛に対するアプローチ
片頭痛では頭の中がパンパンになっている状態が多くみられます。
特に天気(気圧の変化)で頭痛が起こりやすい場合、気圧の低下によって頭の中の圧が高まり、頭の血管が拡張して痛みを生じたり、硬膜と呼ばれる脳を包んでいる膜に緊張を与えることで痛みが生じます。
その場合、脳内リンパや静脈からの排液を促し、頭の中の圧を下げることによって、血管の過度な拡張を抑え、硬膜の緊張をやわらげて、頭痛を改善へと導きます。
また頭の中に蓄積された老廃物が血管や神経に炎症を引き起こし、頭痛が生じている場合もあります。(砂糖やグルテンなども血管に炎症を引き起こしてしまいます。)
脳内リンパ・静脈の排液に加え、脳脊髄液の循環を促すことで老廃物を除去し、頭の中の環境をきれいに保つことで、炎症を防ぎ、頭痛を改善へと導きます。
さらに脳脊髄液の循環のリズムは自律神経の働きと関係しており、頭の中の環境がよりきれいに保たれることで、脳神経の機能が改善し、自律神経の働きが整ってきます。
また、慢性的な頭痛では内臓や自律神経に問題がある方が多くみられます。
砂糖やグルテン、添加物は腸に炎症を起こします。炎症は血行性に広がり頭痛を引き起こす原因となります。
炎症により腸内環境が悪くなると神経伝達物質(セロトニンなど)のバランスが崩れ頭痛を引き起こす要因となります。
腸は自律神経(迷走神経)とも大きく関わっており、頭痛に限らす腸内環境が悪くなると自律神経も乱れてさまざまな不調を引き起こします。
内臓アプローチにより、内臓への血流を改善し自律神経を整えて腸内環境をきれいに保つ手助けをします。
腸内環境の改善にはグルテンや砂糖、添加物などは控え、みそ汁や納豆などの発酵食品を多く摂るなど、食生活でのご協力が必要になります。
※当院では上記の考えに基づいて片頭痛に対する施術を行っています。
以下にメカニズムについて記載していますので、ご興味のある方はご覧ください。
片頭痛のメカニズム
頭痛を感じるところは?
頭痛を感じるところは、
頭の内側では硬膜と血管
頭の外側では皮膚、筋・筋膜、骨膜、血管副鼻腔、眼球、歯
といった部位になります。
これらには痛みを感じる感覚受容器が存在するため、血管に老廃物が溜まって炎症が起きたり、筋肉のコリや筋膜の緊張による物理的な刺激が加わることで、神経を介して痛みが脳に伝わり頭痛を生じます。
片頭痛の原因
・片頭痛の原因はまだ判明していない部分も多いです。現在のところ、血管説・神経説・三叉神経血管説の3つの仮説が有力とされています
血管説:頭蓋骨の内側と外側に走っている血管の反応性(収縮・拡張)の異常によるもの
神経節:大脳神経細胞の過剰興奮が片頭痛の前兆としてみられるもの
三叉神経血管説:三叉神経の分布している脳血管や硬膜血管周囲における神経原性の炎症が片頭痛の発作に関与するもの
この3つの仮説がそれぞれに片頭痛における病態の一部分を表していると考えられています。
三叉神経と頭痛
三叉神経から伸びた神経線維の先にはたくさんの血管があり、以下の①~③ような流れで頭痛が生じるとされています。
①何らかの原因(いろいろな要素)で三叉神経が刺激を受ける。
②セロトニンなどの神経伝達物質が血液中に出る。
セロトニンには血管を拡張作用があるので、
③-1 脳の血管が拡張した時に周囲に炎症を引き起こしてしまう。
-2 拡張した血管が三叉神経を圧迫してしまう。
④血管が脈打つたびに拍動性の頭痛が起こる(片頭痛が生じる)。
三叉神経は咀嚼筋にも分布しており、かみ合わせや片嚙み、歯ぎしりや食いしばりなどと、頭痛が関与していることが考えられます。
ストレスと自律神経と片頭痛
・三叉神経に対して視床下部から下降性の制御がなされていることが分かってきています。
・三叉神経から視床への痛み信号の伝達を抑制する働きがあり、この抑制はストレスを感じた時に減弱してしまうことが分かっています。
・そのためストレスを感じた時に片頭痛が生じやすく、強く感じやすくなります。
・つまり三叉神経や周りの血管で生じたトラブルによって引き起こされるい痛みが抑制されることなく視床まで伝わるということになります。
・過剰なストレスを感じた時だけでなく、ストレスから解放された時にも頭痛が生じることが少なくありません。
・仕事のある平日に痛みを生じることは少ないけど、週末休みの日になると頭痛が起きる人もたくさんいます。
・このような症状の出方から、副交感神経による血管の拡張と頭痛の関係性があるのではないかと考えられています。
・ストレスと自律神経と頭痛の繋がりが深く、切りはなして考えることは出来ません。
・片頭痛と視床下部の間に繋がりがあることも分かってきています。
・自律神経の調子が悪い時や、自律神経に負担がかかった後に片頭痛が生じることもあります。
・視床下部は自律神経やホルモン分泌のコントロールに大きく関わっており、重要な部位になります。
・視床下部‐自律神経‐三叉神経‐頭痛
これらが互いに影響し合うことを意識して頭痛の対策を考える必要があります。
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